++あとがき++




 そんなに大層なものでもないです。「桜色の季節」を読んでいただきありがとうございました。本作は「さくらいろのとき」と読んでください。いや、どこにも書く場所が無かっただけです。
 えぇと、劇的な高校生活を送りたかったという神崎の願望の現れではありません。私は平和が大好きです。退屈な時間とか何もすることの無い時間が大好きです。
 高校時代の友達っていいですよね。まだ卒業して1年も経ってませんけど。高校時代の友人は一生モノだっていうのは、多分本当です。もう2度と会いたくないような人も若干名いますが(笑) 実際に会えなくても携帯のメールでやりとりしたり、卒業してもそれぞれの距離はさほど遠くない気がします。ただその分、メールができない人やアドレスを知らない人とは疎遠になりがちかもしれません。私自身がそうです。それぞれの生活ペースが違うから電話も難しいし。
 高校時代に戻りたいとか、そういうわけではありません。大学生活もなかなか良いです。

 さて、どこから語りましょうか。まず言っておかなければならないのは「ケイは女です!」かな。一人称が「オレ」だけど、ちゃんとスカートもはいています。というか、この話には女の子しか出ていません。あ、担任の先生以外です。私としてはかなり珍しいことですね。
 実のところ、書き終えてから素直にケイを男にしておけばよかったかなぁ、と思いました。ケイと青木(ちゃんとマヤという名前があるんですが、ケイが苗字で呼ぶのでなんとなく苗字になってしまう……)の関係も、恋愛関係であればもっとわかりやすかったとは思います。でも単純な恋愛話にはしたくなかったので。新しいジャンルに挑戦、と言うべきでしょうか。(でも百合じゃないですよ!!)
 ケイは私の冷めた部分を誇張して投影した人物です。微妙な後ろ向き加減とか、ひねくれ具合とか、書いていて書きやすかったと思います。一方で青木は、なんと言っていいのかよく分からないのですが、少女漫画のヒロインタイプでしょうか? 私には扱いにくいタイプです。そのためか、不安定な部分が残ってますね。全ての反省はそこに集約されるような気がしてなりません。

 この話を書いていて、私は自分の文章力の無さをあらためて痛感しました。自分で精一杯書いたつもりですが、嘘っぽく感じてしまう部分もあって……。精進します。

 あんまり後書きになっていませんね。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!!


020921  神崎玲羅拝

























































++裏話++



 実はこの話、夏コミで販売した小説をちょーーーっとだけ手直ししたものです。ホントにちょっとだけ。コピー本で20部弱しか作らなかったので、在庫が無くなったらHPにあげようと考えていました。他にもHPにあげてない話がありますが(しかも連載)、こっちは当分あげる予定はありません。在庫が全部掃けてからだから、まだまだ・・・。

 で、この本の表紙なんですが、ケイと青木を描きました。2人ともセーラー服です。なんだかそっち系に勘違いして購入された方がいたように思います。(だって通りすがりに急に立ち止まって、この本だけ手にとって買うんだもん。しかも男の人)だましたわけじゃないですよ。

 で、さらに裏話をすると、この話の原型は1年以上前に演劇部の後輩のために書いたシナリオです。ちなみに私は高校時代は文芸部です。演劇部と仲が良かったんです、はい。女子校だったので当然演劇部は女子だけ。登場人物が女の子ばかりなのはその名残です。登場人物が少なめなのもその名残です。シナリオの段階ではこれでもかってくらいギャグが入っていたのですが、それらは全部削りました。視覚的なものをイメージしたギャグが多かったせいでもあります。役者さんたちが目の前にいたので、その人たちをイメージしてキャラクター原型を作ったりしました。モデルと言うか、この人にこのキャラを演じて欲しいな、とか考えていただけですけど。 (でも本当にイメージしたのは後輩達の先輩、すなわち私と同学年の演劇部員でした。そっちの方が付き合いが長いからでしょう。バラしてしまうと、ケイは部長だったHさん、青木はSさん、宮野はNさん。当人達がここを読まないことを祈ります) 舞台上で表現できること・できないこと、観客の目、時間etc・・・。そんなことを考えるのは初めてで、ものの見事に玉砕しました。そんなわけでリベンジの機会をうかがっていたのですが、やっぱり今回も自爆した感じがしなくもないですね。

 にしても、こんなとこまで読んでいる人はいるのだろうか?まあ、いいや。書きたいこと、書いただけですから。





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